「真夏の京都」パート4
小汀 泰久 |
2010.08.22
相国寺の「承天閣美術館」で約1時間半拝観したため16時40分を過ぎていましたので
「銀閣寺」、「哲学の道」の散策は、取りやめにしました。(昨日の知恩院も17時までで
したし、歩数計が20,000歩を越えていましたので)
地下鉄でホテルまで帰り、2つ目の目的であります「京都五山の送り火」に備えました。
19時に杉本氏の自宅兼社屋である知恵光院上立売下ルにあるお宅に向いました。
7階の屋上に案内され、「びっくりしました」 敷物が全体に敷かれ、統一した座卓
(洒落たつくり)が並べられてあちこちでバーベキューの感じで料理が作られていました。
もう既に30人余の親戚、知人、商売の関係者が集まっていらっしゃいました。
この光景を何枚か写真を撮っていますが、画像をアップするのは、それぞれ顔が映って
いますので止めておきます。
杉本工芸の屋上で撮った写真は、沢山ありますがこの一枚だけアップします。
詳しい「京都五山の送り火」については下のHPを参考にして下さい。
もう、2010年度版が、アッップされていました。
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/koto/gozan/
17日は、午前中、杉本工芸の表具について職人さんに直接、説明を
頂きながら勉強をしました。 大変参考になりました。
今回も、京都の掛け軸の表装の依頼のお客様と一緒に説明を受けました。
お盆の17日に表装のお客様がいらしているのは、「流石」です。
昼前から前回(6月22日)にお会いできなかった「東寺の長者さま」に
お目にかかるようにアポイントがとってあるとのことで「東寺」へ向いました。
庫裏の門から左に入り、奥の赤いじゅうたんが敷いてある回廊の先の
「砂原 秀遍」長者様(隠岐の島出身)の生活空間にご案内を頂きました。
部屋の中は、「ありとあらゆる種類の筆」が所狭しと並んでいました。
右の写真の手前のテーブルで長者さまと一緒に「本日の『東寺』の昼食である
カレーうどん」を4人で頂きました。私たち「お客」には、ごはんが添えてありました。
色々お話を聞いているうちに長者さまは、自身のことを「おじいちゃま」と呼称されて
いることに気づきました。
外孫さんの娘がいらっしゃり、その人が「あの有名な福士加代子」と並ぶ日本長距離界
のエースの一人「樋口 紀子さん」(立命館からワコール)であることを話され、奥の居間
から写真や新聞の切り抜き、雑誌など、どんどん出てきました。
「おじいちゃん、自慢のお孫さま」であるようです。(何の自慢も無い子でも、孫は
格別)なわけで、あたりまえですネ。
消防署の啓発ポスターに福士選手と一緒に 6月の仙台ハーフマラソン優勝
そして、私が部屋の「筆」のことをお尋ねしましたら「中央新報の『新年名僧・高僧墨跡展』
の裏話」や各地方紙の「チャリティの書道展」のことなども詳しく教えていただきました。
そのお話の延長で、奥の部屋から自筆の「本紙」が沢山出てきて、「よかったら、どうぞ」と
いわれたような気がするのですが「本当にいいのかな?」と疑心暗鬼でいると杉本氏と
「さちこ」さんは、二人で「これがいいか、あれがいいか?」などど話しながら、すでに「品
定め」をしており、「謝礼はーーー、どうなるのかーーー?」と思案している私に「さちこ」さん
は、「おとうさん、どれがいい?」と聞いてくるので、長者さまの表情を伺いながらやおら
立って作品を見て「わたしは、これがいいな」と申しますと「さちこ」さんは、「これも、いいよ」
と結果的に中央新報の『新年名僧・高僧墨跡展』に出品されている方の「書」を2幅も
「頂戴」した上に、帰りがけには写真のようにめいめいに「お土産」をいただきました。
自著の「心で読みたい 弘法大師のことば」と言う表紙の裏には、その場で「謹呈、
平成二十二年八月吉祥日、東寺 長者 砂原 秀遍」と揮毫頂きました。
一緒に頂戴したハンカチは、「杉本工芸」さんの製作、納品によるもので「銘香
東寺香」は、仏壇屋でもあります私でも「いい、香だな」と感じる銘香でありました。
当社の取引先でもあります京都の有名メーカー「松榮堂謹製」でありました。
11時45分から午後2時過ぎまで約2時間30分、長者さまの部屋でご一緒
させて頂きました。
頂戴した本を読んでみますと東寺の256世の長者さまは、いつもご自身の
ことを「「おじいちゃま」と呼んでいらっしゃるようです。
なんとも「きさくな」かたで人柄、人格で「長者さま」に就任されたのであろうと
感じました。
約2時間余の面談時間のお話で一番印象に残っていますのは、「おじいちゃんは
兵隊に行って、小銃も、弾も、みんな捨てたのに何も制裁を受けなかった」
「大体、坊さんを人殺しに行かせるような国は、いかん」と何度も繰り返し、
おしゃっていたのが印象的でした。
「中身の濃い」「収穫の多い」この度の京都旅行でした!!
もったいないことでございました!!










