原田劇場パート8「いい色だ!!」
小汀 泰久 |
2010.10.27
先日、松江市内にお住まいになっている隠岐の島のご出身の方のお宅へ
お仏壇をお納めさせて頂きました。
ご覧のように地袋があってその上に安置する「上置型」という形で納めました。
御本尊、両脇掛を見ていただくとお分かりになりますが、御当家の宗派は、
「浄土真宗本願寺派」であります。本来ならば「金仏壇」が通常でありますが、
ご主人様は、隠岐島のご出身でしかも「御分家で初代」であり、松江に新築を
なさる時に図面上で「床」ばかりで「お仏壇」の場所が無いことに気づかれ、写
真のような場所を造作されたそうです。
隠岐島は、明治の初めの「廃仏毀釈」の令に沿って「仏教から神道」に多くの
家庭が一度「神道」になり、戦後徐々に「仏教」に再び「改宗」されている方が
多くあります。従って「金仏壇」の習慣が余り無く、大工さんが作られた仕付け
仏壇や唐木仏壇が一般的で「金仏壇よりこの地味な感じのが良い」との意向
が多いのですが、正にこちらのお客様が御家族中の意向が「唐木仏壇」であり
ましたのでこのようになりました。
ご契約を頂く前に安置場所の確認のためにお宅を訪問した時に、同じ部屋で
療養中でありましたご主人様の「お仏壇を早く祀りたい」との強い希望で発願
されたようでお寺様を通じて本山から「ご本尊のお軸」が届き次第、納めるとい
う約束でした。その後、毎日「いつ、お仏壇が届くか?」と気になさっていたそう
です。納品当日も半身を起こされて食い入るように、私らの作業を見ていらっし
ゃいました。
終始、「いい色だ!!」と「大満足で」おしゃっており、奥様も若様も共にとても
喜んでいただきました。









