「木香薔薇」
小汀 泰久 |
2012.05.10
「もっこうバラが、満開に咲いているので来て見ない?」とのお誘いを
頂いて東光台にあるお宅を訪問してきました。
玄関から廊下、そして二間の和室を経て縁側から庭に出ると高台に
ある団地の法面を利用した庭園になっており、ご主人が丹精されて
いる「木香薔薇」のアーチが目に入りました。
「木香薔薇」は、白と黄色とあるようですが、こちらのお宅はとっても
<上品な黄色>です。
「えびね」や「しらん」も緑の中に<かわいい花>を咲かせています。
「山椒」や今の時期に「万両」も赤い実をつけていました。
「木香薔薇」のアーチの右手前には
「こてまり」が、これまた満開に白い
花を溢れるように咲かせていました。
しばし、ご主人の説明・紹介をお聞きしながら観賞していると、いつのまに
か客間の座卓の上に手作りの「ケーキセット」が並べられコーヒーが
出てきました。
ご案内を頂戴して伺ったとは言え、庭の散策をしている間にこの
「おもてなし」のセットをして頂くとは、来客に慣れていらっしゃるお宅
と拝察しました。
美味しそうなケーキが気になりながら、正面の襖の書が見事で、左端
の揮毫を見ますと下の「雲」は分かりましたが、上の文字が分からな
いので「この書は、どなたのですか?」と尋ねますと「『英雲』という雅号
の方で前島根大学の学長、山本先生です!」とのことでした。
この山本先生は、この3月まで会長をしていた異業種交流会「知新会」で
講師としてお話をお聞きしたことも有り、学長時代には、松江商工会議所
の総会の時などにもご参加頂き面識のある先生で4月から熊本に行かれ
ているのですが、こうした書の大家とは存じませんでした。
聞くところによりますと十数年前の正月19日に、この部屋で飲んでいる
時に、思い立って斐伊川和紙の襖紙に当家の筆で、その場で「揮毫」
されたものと聞いて驚きました。まさに「弘法、筆を選ばず!!」です。
しかも、「襖は、立てたまま」「量は分かりませんが、随分時間がたって
興が乗ってきて」の作であるとのことです。 見事です。
山口市の「菜香亭」という料亭に山口県出身の歴代8人の総理大臣が
その料亭での宴会の最中に揮毫した額装が掲げてあることを思い出し
ました。
http://www.butsudannoharada.com/blog/2010/12/post-199.html
部屋には、次の間の額も含め見渡せるところに2点の作品が掲げて
ありました。
こちらのご夫妻は、共に写真や生け花ほかいろいろな高尚な趣味をもち
見聞を深めておいででありますが、ITの部分でもブログの発信もされて
おり、昨年のこの時期に「もっこうバラ」をアップされていて「是非、拝見
したい!!」とお願いをしていて今日お誘いを頂きました。
アーチ型の「木香薔薇」を拝見することを目的として訪問したのですが
美味しい手作りケーキセットをコーヒーと共に頂き、山本先生の「書」も
拝見出来るという至福の時間でした。
K様ご夫妻に感謝です。










