志大塾のブログ
「志大塾」25講「原発について」その2
2015.06.02
21講から前回24講までの投稿をさぼっていました。
今回から、またアップして行きます。
一昨年8月の第2講で「原発について」の協議をしていますが、
今回は続編ということでグループ討議にスタイルで開催。
今回は、先月29日に城西公民館で開催された松江市議会報告に参加
した久保田さんが、「市議会報告会参加報告」をして頂きました。
いつもは、「書記」をして頂いていますがこの日は、発表者として
素晴しい報告でした。
この日も島根大学の学生さんが2人参加されており毎熊先生の指導
されているポリレンジャーの一員です。
この方は、山本さん。Cチームの発表者を務めて頂きました。
本題の「原発について」は、川上塾頭が高野一平氏著書の
「島根の原発」の文中から引用した資料を配布されてその一文を
紹介したのち、グループごとに各自の意見をG長が発表しました。
詳細は、久保田書記が改めてアップされますので内容
は省略します。
今回のテーマに強く関心を持ち、FB上でも自論を述べていらっし
ゃる長谷川さんも参加され、活発に発言を頂き頼もしく感じました。
こうした将来に渡って国の方向性を左右する大問題を討議すること
は、本来政治家や専門の知見を持った人がするべきかもしれません
が松江市民のように立地自治体の人は全ての人が自分のことと考え
てこの問題から逃げないでどうすべきかを真剣に考えるべきと強く
感じます。
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「志大塾」第20講「統一地方選について」
2015.02.03
毎月、第1月曜日19:00から2時間、開催してきた「志大塾」
今回で20回目になりました。
昨晩のテーマは「統一地方選挙」 4月12日に選挙が行われ
る県知事選挙と県議会選挙に関してのものでした。
この日も若干の遅刻の方もありましたが、定刻に開始。
川上 大 塾頭が冒頭のあいさつで「県議選に向けて取材攻
勢を受けていて今日も後半、30分一部の報道の方も来られ
るかもしれない」との告知があり、あらかじめ準備された資料
に基づいて説明がありました。
そして、この「志大塾」にも、2回講師として話を聞いた島田二
郎さんの県知事選出馬について、お世話役をなさっている木
戸さんから経緯と今後の対応について説明がありました。
県内の情勢を実際に歩いてみた状況など、陣営内での検
討の結果、非常に厳しい状況です。本人の決断は、近いう
ちに表明することになる。
知事選出馬については、厳しそうです。2回ほどではありまし
たが11年間の安来市長時代の改革の実績と保守陣営では
珍しい「改革」を掲げ、グローバリズム溢れる見識・政策を掲
げていらっしゃる島田氏には是非、知事を目指して頂きたい
と切望していた私にとっては淋しい話でした。
「しまねから日本を変える会」についての継続は?
とお尋ねいたしますと木戸さんは、力強く「継続します!!」
と仰いましたので
「そうであれば、是非、再びこの会にも来て将来の島根のた
めに、松江市のために知恵を貸して頂き、同志の一人として
活動をお願いしたい!!」と私からお願いをしておきました。
準備された資料には、平成19年の松江選挙区と東出雲選挙
区の立候補者とその得票数、年齢、政党などを表示。
そして平成23年の無投票の松江選挙区の当選者、東出雲
の得票結果が詳しく掲載されていました。
川上塾頭の解説があり、その分析についても沢山の「なるほ
ど~」と感じるものもありました。
本日も、今回の県議会選挙に出馬予定の加藤元県議がご出
席であり、塾頭の解説の後「加藤さん、是非ご自身の政策に
ついてご披露ください」ということで加藤さんが、
「障害者の支援について教育→就労支援→老後に至るまで
の生涯支援施設を開設したい」とご自身の得意分野の福祉
の充実について選挙を前にしても並行して積極的に関わっ
ていることを紹介されました。
そして、出席者からのこの県議選挙に関しての意見交換。
「無投票を阻止する」と言って出馬を検討されている方もあ
るし、この県議会選挙は行われることが好ましい」という意
見が多数ではありましたが、中には「無投票は、いけないと
か、次のためとか、ではなくて出る『本人の覚悟』が最も重
要」との意見もあり、大いにうなずくところでした。
そして、木戸さんから「島根県議会の従軍慰安婦に関する
対応についてのことも判断基準になるのでは?」との問題提
起もあり、丁度この日、買い求めた私の尊敬する教育者、
野々村直通先生の投稿記事が掲載されている月刊「正論」
に掲載されていることについて私も補足で発言をさせて頂き
ました。
いずれにしてもあと2か月足らずで選挙戦に突入するわけで
すが、難問山積の島根・松江でその力を「事なかれ主義」でな
く、自らが飛び込んで解決して行く覇気をもったリーダーを選
ぶことが肝要なことと思います。
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志大塾19講「平成27年の年頭にあたって」
2015.01.14
毎月一回の定例会がある会合に松江商工会議所、異業種交
流会「知新会」、「山桜の会」、論語の会「凡心会」、「志大塾」な
ど出かけていますが、その中でも「志大塾」は、自分にとりまし
て存在意義の大きい会です。
それは、塾長である川上 大氏のリーダーシップによるところ
が大きいと思います。
この日も<年頭>でもあり、塾頭講話として
①「世界一受けたい授業~その3~(歴史編)」
<問題>明治初期の次の出来事を古い順に並べ替えよ。
ア、徴兵令の施行 イ、版籍奉還 ウ、西南戦争 エ、廃藩置県
この問題についての回答を導きだすための歴史教育と年表上
でのからくりをポイントをキッチリ抑えて分かりやすく教えて頂
きました。
ホワイトボードを利用しながら、先ず<明治維新>は、
「人は牢屋に入れられる」(1868年)から始まって、
18(ひとは)は68(ろうや)に~~~。(覚え方を示す。)
奇数年に4つ項目が行われて来ている事を示し、私が間違え
た徴兵令の施行と西南戦争の位置づけもこの歴史の流れか
らすれば当然のことになり、その後の激動の明治維新と言わ
れる自由民権活動の一連の事柄も含め「目から鱗」の理解し
やすいものでした。思わず笑みを漏らすほどの嬉しい授業で
した。
一昨年10月と12月に4講と6講で「その1」「その2」で
数学と電気、日本史と英語が同様にありました。
その時も、最初は私も含め「え~~、ほんとに塾をやるの~
~?」という冷めた感じでしたが、授業を受けているうちに面
白く、楽しくなって惹き込まれました。
他には、
②18講の日銀木村支店長のお話のおさらい
③東大の同期、故前田卓郎氏(東大野球部主将→日銀)
とのエピソード
④第4講でも話が引用された植松 務さん話
「ど~せ無理!!」、先日のFB上での話題の人
<北海道の今岡さん>
そして、当日の参加者15人が川上氏の指名により順次、この
一年の抱負を発表しました。
障がい者福祉の事業や建設業の経営者で県議戦に出馬予
定の方は、「まず当選すること」そして「新しい事業を計画して
いるのでそれを実行したい」年頭には「社員にあなた方は、プ
ロだ。プロに見合う仕事をしてほしい、それに見合った報酬を
出す!!」と宣言したという方。さらに、同様な戦いをご本人
と一身同体で戦うという方の「決意表明」的な発言、事業をし
ていている方は新規事業に対しての意欲、そしてIターンある
方は、「本を出版したい!!」、「JA改革に積極的関わって一
翼を担いたい」、地域協議会がこの春なくなるが「その後も地
域の発展に寄与したい」などの各人具体的で積極的な発表
がありました。
私は、「論語を勉強する会を自分で立ち上げたい」との抱負
を述べておきました。
そして、「幹事長や代表世話人が目標とされていることが実現
できるように力になりたい」とも発言しました。
川上塾頭も、言葉を選びながら慎重ではありましたが、
<年頭の意慾>は、十分に感じられるものでした。
こうした刺激を受けることが出来る「志大塾」に
ますます期待が膨らみます!!
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志大塾17講、「地方行政のあるべき姿・市政改革の舞台裏」その2
2014.11.05
11月4日(火)19:00~21:05まで比津、大塾において「志
大塾」第17講が開催され、参加してきました。
今回の講師は、先月に続いて前安来市長、島田二郎さんで
テーマは「地方行政のあるべき姿・市政改革の舞台裏」その2
と言うものでした。
今回もパワーポイントを使用してのお話です。
前半は、前回の「おさらい」的な内容で多少具体的に踏み込ん
だ内容の部分もありました。
新たな話題のひとつが、最近新聞で報道された自民党の議
員から出た「道州制法案の白紙撤回」の記事を示しながら
9年前(平成17年)の<平成の大合併>で地方に大変な出
血をさせながら国は、何も血を出していない!!省庁も国会
議員の議員定数削減が出来ていないし、省庁再編も言葉だ
けで結果的に組織が大きくなっただけで国家公務員の人員
削減も出来ていない。それなのに「県は大切、国の出先機関
も必要」等と言うのは<先祖帰り>であると明言されました。
全く「我が意を得たり」の印象を持ちました。本当にこの方は、
<歯に衣着せぬ>直接的な表現で自らの意見を堂々と述べ
られます。歯切れがいいです!!
ある意味、自らも仰ってましたが落選の原因は、失礼ながらも
この辺にあるかなとも感じます。
そして、続いて社会保障費の増加に手をこまねいている国は、
この部分を県に移管し、そののち市町村の財政基盤に応じた
運営をさせようとしているとして財政力の弱い市町村の存立が
出来ないようにしている。これは弱小地方自治体の崩壊を促
すことになる。
行政サービスに大変な差別化が進む。
そして、この日の後半は、日本を取り巻く国際情勢をしっかり
把握し対応して行くことが大切。特に食料とエネルギ―問題
をしっかり掌握することが国会議員のみならず地方議員も、
もちろん首長もグローバルな視点をもたなければいけないと
訴えられました。
そして、A~Eまでのグループ分けされた5組で先ずグループ
協議の後、代表が島田さんに質問をするという形式で行われ
ました。
Eグループからは、鳥取市から2時間以上かけてわざわざ来
られている福浜さんがグループを代表して質問なさいました。
この方にも頭が下がります。
島田さんは、5グループから出た8項目について丁寧に自らの
実績と見識に基づいて詰まることもなくきちんとお答えになりま
した。
前回も受けて印象ですが、質問に対してはぐらかさずに「言語
明瞭・意味明瞭」でありました。
少し時間が押しましたが、私が前回の宿題として質問事項に
「社会保障費の削減をいかにするのか?」と言う問題につい
て政治家と名のつく方から初めて「尊厳死」「安楽死」というこ
とにも私が言及すると「その選択肢も含めてです!!」明言
されました。
決して<人気取り>を重視しない決意が感じられました。
頼もしい方であります。
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志大塾16講、「国と地方の自立に向けて」
2014.10.07
10月6日(月)19:00~21:00まで比津、大塾において
「志大塾」16講が開催され、参加してきました。
今回のテーマは、「国と地方の自立に向けて」と言う演題で
前安来市長島田二郎さんをお迎えしての講演会、そして質
疑応答という内容でした。
冒頭、川上塾頭から錦織 圭選手の活躍とそれに伴う取材
が多くあった。その中でニューヨーク・タイムスとこの朝日中
学生ジャーナルは、<錦織選手の人間性の素晴らしさ>に
着目をした記事を書いてくれているとの紹介があり、全員に
コピーが配布されていました。
そして、本日の講師の紹介をいつもに増して力強くなさいま
した。
「言語明瞭、意味明瞭」流石に11年近く市長をお勤めになら
れただけあって聴衆を惹きつける魅力を感じました。
政治家一家に育たれている島田二郎氏ですが、決して自ら
望んで市長になった訳でなく「青年会議所に在籍中にその能
力を認められ、勧められて出馬した」と。
パワーポイントを駆使して分かりやすく持論を披瀝されました。
市長選に出馬する前から安来市で住んでいて感じる下記の4
項目について具体的な指摘をされました。
①閉塞感の打破
②時代からの立ち遅れ
③ビジョンの見えないまちづくり
④自立した社会の形成
それぞれにおける着目点は、私とほぼ同様でとても納得でき
ものでした。
流石に市長を9年なさっており、国・地方の問題点をきちんと
把握されていて「我が意を得たり!!」と感じるお話でした。
その中でも社会保障費の伸びについてかなり具体的にご自
身の意見を持っていらっしゃるようでいずれ、詳細をお聞きし
て見たいと感じました。又、市長在職中に実施された「平成
の大合併」についてかなり詳しく個別の案件に至る説明を頂
きました。
高齢化と人口減が進むことで国力が下降する、その中で地
方だけが血を出して、国は少しも変わっていない。
真の国・地方の行政改革を進めなくてはならないことを強く示
されました。
また、環日本海の発展を目指すべきと「通称:逆さ地図」を示
して具体的な例を挙げて示されました。私は、この地図を見る
と「国防」と結び付けてしまいますが、ロシア・韓国との環日本
海の交流を目指すべきとの意見でした。
現在の山陰本線の京都から安来までの開通は、明治45年。
日露戦争をしながら戦費のかかる時代に並行して当時の技
術力で工事を続けたことは、大いに参考にすべしとの話もな
さいました。
パワーポイントは、まだまだページがありましたが、最後に上
の10項目について市政を担っていた時、そして「落選して見
えてきたもの」も含め、最初にも申し上げましたが
<言語明瞭、意味明瞭>な自論を熱く語られました。
約1時間20分近くの講演の後、質疑応答で川上塾頭が自ら
の選挙に出馬し、その結果についての関連のシビアな質問
もありましたが、この日の島田さんのお話は、川上塾頭自身
にとって、もっとも共感を得るものでなかったかなとも感じる
「志大塾」でありました。
また、教育問題に関連した部分で、今私が勉強させて頂い
ています「論語」の素読について重視されている点でも
「我が意を得たり」の思いで溜飲が下がりました。
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