竹田恒泰氏の講演!!
小汀 泰久 |
2013.12.10
本日、強風と雨のために「白潟歴史まち歩き楽会」の行事が延期に
なったので、予てから錦織伸行さんからお誘いを受けておりました
竹田恒泰氏の講演をお聞きしてきました。
この講演会は、立正大湘南高校の生徒さんに竹田先生が講話として
一年に3~4回講演なさる機会に一部の保護者であったり、関係者に
も開放されているものです。
こうして高校生の授業、講義の席に同席させて頂くのは、開星高校
に次いで二度目です。
小学校、中学校は、松江市の学校教育改革推進委員会で十数回、
授業参観をさせて頂いています。 この立正大湘南高校は、昔早朝
野球をしていた時にグラウンドを使用させて頂いたことはあります
が~~。
竹田先生の入場を拍手で迎えて早速、講演が始まりました。
政治的なお話ではなく、自然物理学を専攻された経験から伊勢神宮
と出雲大社の遷宮の話題を取り上げ、遷宮には大変な木材が必要
で明治天皇の「建築構造を変えるより、必要な木材をどう育てるか考
えよ」という命により、400年後の遷宮にも耐えうる木材調達をする
ことになった。このことは、大自然との調和を図り、自然環境を守っ
て行く指針になった。
ワインの赤ワイン、白ワイン。甘口、辛口の造り方を詳しく説明され、
古代からの人類の知恵の一端を紹介し、自然環境のメカニズムにま
で話が及びました。
正直、竹田先生には、日曜日のフジテレビ報道2001において他の
出演者の誰にも負けない論点をお持ちの政治・外交についてのお話
をお聞きしたかったという気もします。
そして、人間として生まれてくることは、確率的に大変運が良い。動
物の中でもトップにいる。その下に沢山の動物や植物を食べて生き
ていることに感謝すべきである。鮭が自分が生れた場所で卵を産む
という現実も参考にすべき。 生まれた場所が一番良い!!
竹田先生は、明治天皇の玄孫(やしゃまご)であるが、この立正大湘南高校のあ
る場所(神魂神社周辺)、がとても好みの場所で指導者の方との親交もあります
が、継続してこの学校に大変ご多忙な中でも自ら好んでこのような講演をなさっ
ているそうです。
そして、3Rとして紹介されたリサイクル都市は、400年前からの江
戸(東京)であると強調され、その理由を述べられました。(このお話
は、2年前に福岡、小倉で開催された商工会議所観光振興大会の
おりに徳川家の現在の当主の十八代徳川恒孝氏からお聞きしたお
話と同様でした)
講演の最後で、武田先生は、「サッカー部の活躍を期待しています」
と締めくくられました。 素晴らしいお気遣いと感服しました!!
講演の後、錦織さんの計らいで竹田先生が、立正大湘南高校の上
川教頭先生と食事をされた会場に同席させて頂き、こうしてツーショ
ットをお願いいたしました。快く応じて頂きました。 感謝です!!
本日、会場で購入させて頂きました先生の著書「日本人はいつ日本
が好きになったのか」に紹介されているプロフィールです。
5人が食事にご一緒したのですが、買い求めた8冊の本にそれぞれ
この通り特徴のあるサインをキッチリして頂きました。竹田先生のお
人柄が拝察されます。
この講演をお聞きする中で感じましたことを書きとどめておきます。
最初の写真にあるように生徒が前に座っていますが、何分寒い中で
ウインドブレーカーを着ていましたが、先生の入場の前に全員が脱い
ぎ、途中寝ている生徒もいましたが、先生も時々巡回しながら起こし
ていましたが、驚いたのは、生徒同士で起こしていました。(あとで
上川教頭先生のお話では、これらは、先生の指示ではなく、生徒自
らの行動のようです。
私は、松江で商売をし始めた時から大庭町の神魂神社近くに行くと
礼儀正しい湘南高校の生徒さんにお会いするたびに心地よく感じて
いましたが、最近サッカー部の活躍、そしてスポーツ新聞でサッカー
部の部員の応援態度が立派だとの記事を読んで素晴らしいことと
感じていました。それと相まって本日の立正大湘南高校の生徒の
行動を見ていて市民として嬉しくもあり、誇らしくも感じました。
上川教頭先生が何度も「生徒のおかげです」とおっしゃっていたの
が印象に残っています。