「松江新大橋架け替え」の勉強会。
小汀 泰久 |
2014.07.23
7月22日、午前10時から1時間、会議所2階大会議室で「松
江新大橋架け替え」についての勉強会を開催致しました。
これは、6月26日の山陰中央新報に掲載された記事を見て、
私が会議所の執行部に提案して島根県の担当者と交渉の
末、調整して開催したものです。
新大橋商店街のアーケードを含む、空き店舗再活用事業や、
さまざまな取り組みが進んできている中で「新大橋の架け替
え」事業は、この商店街にも大きく影響が出ることですし、東
本町も同様であります。会議所の中心市街地活性化委員会
としてもこの報道をされた「架け替え事業」の計画について承
知しておくことが肝要なことと思った次第です。会議所側から
は、中活委員会ばかりでなく、大橋川改修問題特別委員会、
観光振興委員会そして新大橋川周辺商店街にもお声掛けを
しまして35名の参加でありました。
冒頭に<言いだしっぺ>であります私が、中心市街地活性化
委員長としてこの会合の開催経緯を述べさせて頂きました。
島根県からは、県土木斐伊川神戸川対策課青木調整監、土
谷企画幹、上野企画幹、都市計画課から石倉企画員の4人が
参加いただきました。先ず、青木調整監から順次、自己紹介と
挨拶をして頂き上野企画幹が20分ほどの大橋川の改修情報
紙を引用した5地区の工事概要とともに建築後80年を迎える
新大橋の架け替えについて説明がありました。この橋は、耐
震基準を満たしていないこと「緊急輸送道路」に指定されて
いること、都市計画道路に指定されていることなどから鍛冶
橋も含め架け替えをすることになった。
これは、私が昨日FBで紹介した写真
沢山の資料を準備頂き、20数分の説明を頂きましたが、私も
含め、強い関心をもって、
「どのような橋を創るのか?」
「仮橋をどこに、どのように設けるのか?」などを知りたいと集
まった人には満足のゆくものではありませんでした。
画像は、拡大しすぎて不鮮明ですが、景山さんが撮ってくれていました。(ありがとうございました)
35分ほど質疑応答の時間が取れましたので、私が申し出て
進行役をさせて頂きました。
最初に私から
「今後の事業計画の素案作りに会議所の意見を取り入れる考
えがあるのか?」 答 全てとは、言えないが会議所、地域
住民の考えは聞きながら素案を作成する考え
「この事業について松江市とは協議をしているのか?」
答 これから協議に入る
続いて、参加者から
「素案(たたき台)は、いつごろ提示するのか?」
答 今年度中に素案を作成、来年度から住民の意見を聞く
「新聞報道があるということはある程度決まっているのでは
ないか?」
答 まだ、決まっていない。意見聴取の体制も現在出来てい
ない。
「素案を作成する前に住民から意見を聞くのか?」
答 素案は道路の幅、大きさについて決めて行く。道路の設
計については、住民の意見を聞く予定。現段階では架け替
えの方針を決めただけ。
「仮橋がどこにどのように付くかによって周辺の商店街は死
活問題である」
「この問題は、新大橋の付け替えだけではすまない問題で
ある。法的根拠は?」
答 架け替えについては6月県議会でも話しをしており、都
市計画道路でもあり、これからその手続きから進める
「鍛冶橋については、どのように検討して行くのか?」
答 新大橋と同様なスケジュールで今年度中に素案を作成、
提出、住民の意見を聞いて行く。
「素案を作成するまでにも会議所の意見を聞いて頂きたい、
出来ることなら国、県、市も揃って大橋川の改修計画との関
連性を持った議論をしたいが、どうか?」
答 是非、そうした協議が出来ればと思っています。
以上のように、1時間ほどの短い時間ではありましたが、説
明の寄りますと「架け替え」については、方向性を決めたが
具体的な素案(たたき台)は、これからで期待した具体的な
話は、出なかったという印象です。
当初から、県からは「質疑応答は、新大橋架け替えに絞っ
て!!」との要望もありましたが、県側の説明でも大橋川
の改修問題とは切り離しての協議は出来ないことは明白で
あり、今後こうした機会を持つのは、県ばかりでなく国交省、
松江市の担当者も含めたものにすべきと感じました。
今回の会合は、事業主体者である島根県土木部の担当官
に松江商工会議所が大いに関心を持っていることを示すこ
とが出来た有益な会議であったと認識しています。