志大塾14講「東出雲のまちおこしと合併の経緯について」
小汀 泰久 |
2014.08.05
前回は、父兄会の事務局会議と重なって欠席しましたが、今
回は、会員の古藤さんの地元東出雲のことについて話される
とのことで関心をもっていました。
塾頭挨拶をする川上 大さん。
そして、右側浴衣姿の古藤さん。東出雲町にお住まいで今
回の提案者。
その右側が、加藤勇さん。3年前まで県議会議員をつとめ
自らコンクリート2次製品の会社や社会福祉施設、農業法
人などを経営、特に障がい者雇用を推進、現在東出雲商工
会の会長を務めていらっしゃいます。
そして、その右が錦新町にありますアイパルテの専務理事
で(有)白銀屋代表取締役の岸本孝弘さんです。
この浴衣の後ろ姿は、本会の代表世話人ワコムアイティの
社長、今岡克己さんです。FBで古藤さんが浴衣で紹介され
ていましたので、後の二次会も想定してのことと思います。
古藤さんは、春ごろから「東出雲のこと」を皆さんに紹介した
いと思って今回の資料でも自ら年表を作成されていました。
昨年の選挙の時に経験されたことや郷土愛からのことで6
月にあるところで加藤さん、岸本さんと会食をなさった時に
「こんな会合で、東出雲のことを話をする」と話されて本日
の加藤さん、岸本さんにも参加を頂くことになったとのこと
でした。
東出雲町は、佐藤造機の企業城下町的な街で、結構政争
の街でもあることが紹介されました。
加藤さんは、県議経験をお持ちで平成17年の平成の大合併
の時に東出雲町が松江市とその周辺7町村との合併をしな
かった時、その後の状況や平成23年に結局、合併すことに
なった経緯について詳しく説明を頂きました。
子供の時からお父さんが経営されていた会社で知的障害者
を家庭に招き入れ一緒に生活しながら雇用をされ、現在も
農業法人も含め障がい者雇用を促進されています。
東出雲の人口増をめざし宅地開発など土地区画整理事業も
手掛けたり、商店、事業所を誘致してこの20年ほどで30パ
ーセントの人口増の実績を上げている。
「ものづくりの街」を標榜しているが、松江市と合併して感じ
るのは、町政と市政の職員の違い、目の配り方、行動、活
動をふくめ随分違うことを感じていると指摘されたのが印象
に残りました。
教育面でも松江北高の校長先生を退職された方が教育長、
町長を歴任され、学校図書教育では全国有数の評価を受け
ていることなども紹介されました。
岸本さんは、出雲郷で白銀屋というお店を経営されており、
現在は、錦新町のアイパルテを出店。
「住んでいる人が、いい街と感じる街」を目指して商工会と
も協調しながらまちづくりを進めていると仰っていました。
このあと、参加者から沢山の質問がありましたが、東出雲
のこの30年くらいのまちづくりについてお聞きしました。
松江市の縮図のようなところで県や国に頼らず発展してき
た理由の一端が理解できました。まことに有意義な2時間
でした。
古藤さん、加藤さん、岸本さんに改めて感謝です!!